キクバドコロ Dioscorea septemloba

林内でみかけたヤマノイモ科の花。

雌雄異株で、写真は雄花花序。

写真の花は黄緑色ですが、花色は暗紫色を帯びたものもあるようです。

花被片は６枚で、雄しべも６本。

小苞があるのがみえますが、花柄はありません。

花径は６ｍｍくらいでした。

蕾の様子。

茎はまだら模様。葉の付きは互生。

花序は葉腋からでていて、途中で分岐しているものも多い。雌株、雌花花序は見ていませんが、枝分かれしないようです。

葉柄基部には突起がない。

似たような葉をした仲間のカエデドコロでは葉柄基部に突起があるという特徴があるようです。他にカエデドコロは雄花に短い花柄があることや、花色なども違うようです。

比較的若い葉の様子。光沢がある。

 下の方に付いていた葉。葉は掌状に５～７（９？）裂。

両面とも無毛。

周辺で他に見かけたことはなく、この株もこれまで葉だけは気づいていましたが今回花も見ることが出来て良かったです。案外「ないな～」なんて思っていると見つかったりすることがあるので、雌株の方もあるといいなと思います。

よく見かけるもので「〇〇ドコロ」とつくものではオニドコロがありますが、オニドコロは葉がこちらのように裂けず、花期も７月頃とだいぶ後です。

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