コバノタツナミ(ビロードタツナミ) cutellaria indica var. parvifolia
植栽の植木の下に咲いていた花。タツナミソウの変種。
よく園芸栽培もされているようで、どこからかやってきたものかもしれません。
民家周辺などでもたまに見かけます。
花は比較的密につき見映えします。そのあたりとコンパクトな草姿が園芸栽培される理由でしょうか。
下唇には斑紋があります。
花冠には毛が生えています。また、腺毛はそれらしきがあまり見えないのですが、ところどころ腺点があるのは見えます。
花の長さは大きいもので2cmくらいありました。
花序の軸などに開出した白い毛が多い。萼には腺点がまばらに見えます。
葉は対生。基部は心形。
花序の基部付近に小さい葉が1対あり、その下の葉が一番大きめ、それ以下はどんどん小さくなっていってます。
鋸歯は3~7対とタツナミソウに対し平均的に少なめ
葉の大きさは一般的に1.5cmくらいまでと説明されているようですが、一番大きい葉で2.5cmくらいありました。
おそらく植木の陰で日当たりがかなり悪い場所なので一般的とされるサイズよりも葉が大きいのかもしれないと思います。
(下に一般的な解説のサイズの葉を持つ株の画像も追加しました。)
因みにその下の葉で2cmくらい。(それ以下に付いている葉はさらに小さくなる。)
葉表は伏した毛が多い。葉の縁にも短毛がある。
葉裏から見たとき葉脈の浮き出具合がタツナミソウとは違い、目立っていると思います。
葉裏の毛は特に脈上で長い毛が目立ちます。腺点も多数見られました。
茎は四角で開出する白い毛が密に生えていました。
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(2019年5月下旬、以下4枚)
一昨年の秋か冬に頂いたハマベマンテマの鉢から生えてきたもの。
昨年は生えていなかったので不思議ですが、紛れ込んでいたのだろうと思います。
葉は大きなもので1.3cm程度で、一般的な解説の範囲。
両面とも毛が多く、葉裏には腺点があります。
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