ノヂシャ Valerianella locusta
住宅地の道路の縁で見かけたスイカズラ科の花。
小さな花でも密に咲いているので遠目でもそれなりに目をひきます。
花径は2mくらい。
花冠は5裂が基本ですが、6裂だったりけっこう歪なものも多くありました。
花色はほぼ白色。蕾と一部の花冠裂片はやや青味を帯びています。
雄しべ3本、雌しべ1本。
若い果実。果実は痩果でほぼ円形~栗のような形。
表面に短毛があるようです。
茎は2分岐を繰り返し伸びています。
上部の分岐にある葉はほぼ卵形で葉柄は無く茎を抱いています。
主に基部寄りで目立つ粗い鋸歯が少しあります。
茎は四角で、主に稜上に白い毛が生えている。
葉の縁に毛があります。
株元の様子。
下部の葉はさじ状。
似た花には実物を見たことがありませんが、同属のシロノヂシャ(V. radiata)というものがあるようです。ノヂシャ自体もほぼ白色だったりするので名前的にややこしい感じですが、見た目も似ているようで、果実の形で見分けるのが良いらしいです。(シロノヂシャの果実は楕円形で卵のような形。)
(2019年5月中旬、果実の様子、以下2枚)
ここまで載せてきたものと別な場所でのものです。
果実の径は2mmくらい。
三角状の円形といった様子。