Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

コリヤナギ Salix koriyanagi

花の写真

(2017年2月下旬)雌花花序。

現在花期ではないですが、イヌコリヤナギをあげた流れでアップしておきます。庭の植木です。

 

4月下旬の様子

今時期の様子はこんな感じ。

雌雄異株で雌株なのですが、雄株がないためか結実しないようで柳絮(りゅうじょ)と呼ばれるヤナギ属特有の綿毛姿になった様子は見たことはなく、たいてい落ちてしまいます。

 

因みに、この写真のものは互生で花序が出ています。たまにこうした互生も見られますが、ほとんどの枝では葉も花序も対生して出ます。ヤナギ属で対生が見られるのはコリヤナギとイヌコリヤナギくらいのようです。

 

2月の花芽

(2017年2月中旬)

2月になると花芽が動きだします。

 

花の様子 雌花花序

(2017年2月下旬)

花の様子。先ほど書きましたが雌株なので雌花花序です。

葉に先だって花が咲くタイプ。

 

花の様子2 雌花花序

(2017年2月下旬)

苞の上半分が黒色をしています。苞から生えていると思われる毛がかなり長い。

柱頭は紅色。

 

葉の様子 長さ

葉は線形で葉先は尖り、上半分あたりに低い鋸歯があります。

 

葉の幅

写真のもので幅は1cm弱。

対生する点が同じのイヌコリヤナギとは葉の形は違います。

 

葉柄

(4月下旬)

葉柄は短いですが、イヌコリヤナギと違いはっきりあります。

托葉は見当たらないようです。

 

互生の葉

一部の枝では葉が互生しているものも見られます。

 

葉表

葉表は無毛。鋸歯は低く、葉の上半分にある。

 

葉裏

葉裏も無毛。やや色は白っぽい緑。

 新葉の様子

新葉は赤味を帯びています。

葉の縁は軽く巻いているものが見られます。

 

株元から出た新しい幹

株元から出てきた新しい幹(枝)の葉の方はずいぶん長いようで、互生していました。

 

果実期の様子 結実していなそうな

(2017年4月下旬)

最初の方にも書いてしまいましたが、今の所果実が裂開し柳絮が出てきたところは見ることが出来ていません。

 

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