キセルアザミ Cirsium sieboldii
湿地に育つキク科の植物。
こちらもまた先にあげたムカゴニンジンと場所はちょっと違いますが、同じく近づきにくい場所に咲いています。
たぶんこれまでも目にしていたのですが、よく見てなくてキセルアザミだとは思っていませんでした。
花は下向きに咲いています。咲き始めは下を向いていて花が終わるころには上を向くそうです。一つ前の写真で右の方に咲いている花は横を向いているようなので、少し先に咲き始めた花なのかも。
綺麗に撮ることはできませんが、総苞片は圧着していて反り返ったりしていない様子は分かります。
やはり綺麗に撮れてない上にごちゃついてますが、一つ前の写真と合わせて見るとわかるように、茎には小さめの葉があるのみで目立った葉がないようです。
そうしたスラっと伸びた茎の先に俯き咲く様子をキセル(煙管)に見立てたのが名前の由来だそうです。
羽状に裂けた大きな葉は下部にだけ見え、根生葉のようです。
もう少し手前の方にも蕾を持った株はあったので、もうちょっと近くで見てみたい花です。
(追加画像)
(10月上旬)
もう花が減っているようですが、以前より近づいて撮れました。
俯いた花がいい感じ。もうちょっとじっくり見ることができる位置に咲いていればいいのにな。