ネコノシタ Melanthera prostrata
海岸の砂浜に見られるキク科の植物。
匍匐枝を伸ばし這い広がります。
ところどころ群落が出来ていました。
舌状花の数はけっこうばらつきがあるようでした。
頭花の径は約2cm。
舌状花は雌性花で雌しべが見えます。中心には多数の両性花の筒状花があります。
総苞は半球形で総苞片はほぼ1列。各小花には鱗片が付きます。
花の咲く茎は少し立ち上がります。
中には寝た状態で咲いているものもありました。
花を咲かせていた茎についていた葉の様子。
鋸歯は2、3対程度で少なく、葉質は厚みがあり、カチカチは言い過ぎかもですがけっこうな硬さがあります。
葉に硬い毛が生えていてざらつくことがネコノシタ(猫の舌)という名前の由来のようです。
その葉裏ですが、写りのせいもあるかもしれませんがそれほど毛が目立ちませんでした。
這う茎の様子。
こうして子株が出来ていくのかと思いますが、ちょっと大きめの葉が目につきました。
長さは3cmほどでした。
単に写りの差かもしれませんが、こちらの葉の方が毛の様子がはっきり見えます。
這う茎の様子。下向きの短い毛(トゲ?)があります。
果実(痩果)が出来ていました。鱗片に収まっているようです。
全体の大きさは1.3mmくらいでした。