Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ネコノシタ Melanthera prostrata

花の写真1

海岸の砂浜に見られるキク科の植物。

 

全体像 這う茎

匍匐枝を伸ばし這い広がります。

 

全体像

ところどころ群落が出来ていました。

 

花の様子1

花の様子2

舌状花の数はけっこうばらつきがあるようでした。

 

頭花の径

頭花の径は約2cm。

舌状花は雌性花で雌しべが見えます。中心には多数の両性花の筒状花があります。

 

総苞の様子など

総苞は半球形で総苞片はほぼ1列。各小花には鱗片が付きます。

 

草丈1

草丈2

花の咲く茎は少し立ち上がります。

 

這ったまま咲く花

中には寝た状態で咲いているものもありました。

 

葉の様子1

花を咲かせていた茎についていた葉の様子。

鋸歯は2、3対程度で少なく、葉質は厚みがあり、カチカチは言い過ぎかもですがけっこうな硬さがあります。

葉に硬い毛が生えていてざらつくことがネコノシタ(猫の舌)という名前の由来のようです。

 

葉裏1

その葉裏ですが、写りのせいもあるかもしれませんがそれほど毛が目立ちませんでした。

 

這う茎の様子

這う茎の様子。

 

這う茎の葉

こうして子株が出来ていくのかと思いますが、ちょっと大きめの葉が目につきました。

 

葉の長さ (這う茎の葉)

長さは3cmほどでした。

 

葉裏2

単に写りの差かもしれませんが、こちらの葉の方が毛の様子がはっきり見えます。

 

這う茎

這う茎の様子。下向きの短い毛(トゲ?)があります。

 

果実の様子

果実(痩果)が出来ていました。鱗片に収まっているようです。

 

果期の径

全体の大きさは1.3mmくらいでした。