ヤブジラミ Torilis japonica
道端の草地に見かけるセリ科の花。
似た花のオヤブジラミより一か月くらいあとに見かけるようになります。
草丈は一般的には7,80cmくらいまでとされていますが、ここのものは普通に100cm超えているものばかりで、150cmくらいのものもあります。
花だけの写真でみるイメージより花序は小さい感じで、全体の径は3cmほどしかなく、小花序も1cmに満たないくらいで小さいです。
オヤブジラミと比べると花同士が纏まって咲き、花数も多いです。また、1枚目の写真を見ると分かりやすいですが、葯はピンク(淡い紫色)をしています。
小花序を後ろからみると、線形の小総苞片があります。
花柄に沿っていて見づらいですが、複散形花序全体につく総苞片も同じく線形で、花柄ごとにあります。
上部の葉。
中間くらいに付く葉。
下部の方の葉。
葉は2~3回羽状複葉ですが、4回になりかけている感じも。
葉裏の様子。上向きの白い伏した毛が生える。
葉鞘の様子。
果実もオヤブジラミと比べると密集しています。
ここで見るものは、鉤状の毛が紫がかっていますが、白っぽいのが一般的と思います。
名前の由来は、草藪に生え、果実にある鉤状の硬い毛で動物や衣服にくっつく様子からシラミを連想したもののようです。
(追加画像)
(2016年7月下旬)
(2016年7月下旬)
果実の様子。
(7月下旬)
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