クサノオウ Chelidonium majus ssp. asiaticum
道端の草地に見かけるケシ科の花。
黄色の花弁4枚。雄しべ多数で雌しべは1本。
花径は2cmほど。
萼片は2枚ですが、開花時には落ちてしまってます。
蕾についた長い毛の生えたものが萼片ですが、向かって右の蕾は黄色に色づいているようです。落ちてしまうだけなのに、開花間近には色づくようです。
葉は1,2回羽状に裂けています。
葉裏はやや白っぽい緑。毛がたくさん生えているのが目立つ。
茎にも長い毛が生えています。
果実はクネクネした感じで3~4cmある蒴果。ピントが外れすぎてました(苦笑)
何処かしこにも見かける花というよりは、無いところには一切ないし、ある所ではたくさん群生している感じ。
名前の由来は諸説ありますが、「クサ」というのは「草」ではなくて「瘡」で、薬草として皮膚病の治療に用いられていたことからのようです。それに「王」と付いているのは数ある薬草の中でもよく効いたということなのかもしれません。