オヤブジラミ Torilis scabra
林の縁や、草むらなどで見かけるセリ科の花。
(2016年5月中旬)
これは昨年の写真ですが、花弁5枚でうっすら紅紫色を帯び、雄しべが5本あります。雌しべの柱頭ははっきり見えませんが2つあるようです。
花径は2~3mm程度。
花序は複散形花序。小花柄の長さが不揃い。
細い総苞片がひとつありました。
小総苞片は小花柄に沿うように一つずつ付いている。
中間につく葉。
下部の葉。
葉は2~3回羽状複葉。
果実には鉤状に曲がった刺毛があり、動物や衣服などにひっつきます。
(2016年5月下旬)
今回みたものは林の縁でやや日陰気味な場所でしたが、日当たりのいいところでは、茎や葉も含めて全体が綺麗に紫色に色づきます。
名前の由来は、似た花のヤブジラミより果実が大きいとか果実(花)が少ないといったことから、頭に「雄(お)」が付いたようです。
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