ムラサキツメクサ Trifolium pratense
道端に普通に見られるマメ科の花。別名でアカツメクサとも呼ばれ、個人的にもそう呼んでいたのでムラサキツメクサという名前がなかなかしっくりきません。でも言われてみれば赤でなく紫なので、アカツメクサの方が変だったのかもしれませんが(笑)
よく見られるシロツメクサと違い、花序のすぐ下に葉が2対つきます。球状になった花序も見た目に大きい。
球状に集まった小さな花の集まりです。一つ一つの花はマメ科らしい蝶形花。
花のすぐ下に付く葉の托葉。葉柄と合着しています。
葉は3出複葉。
裏面の毛の様子。
茎に付く葉の托葉。同じように葉柄に合着していて、先が尾状に伸びている。
茎の様子。白い開出毛が多いです。
(2016年7月下旬)
まれに白花のものがあり、シロバナアカツメクサ(f. albiflorum)と呼ばれます。なぜかこのときはムラサキツメクサでなくアカツメクサです・・・(笑)
別名ではセッカツメクサ(雪花詰め草)とも呼ばれます。
(追加画像)
小花柄はほぼないような感じなので、シロツメクサやオオシロツメクサなどのようには見えないようです。
花後の様子。細くて長い萼裂片に毛が生えている。
(5月中旬)
小花を少々掻き分けさせてもらって萼筒や小花柄の様子。なんだか萼に生える毛が少ないようです。
シロバナアカツメクサの茎と托葉。
シロバナアカツメクサの下部の茎。基本的に茎など全体に赤味を帯びない。
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