ホソバヤハズエンドウ Vicia sativa ssp. nigra var. minor
ヤハズエンドウの変種。昨年見かけた場所に今年は咲いてなかったので、見られないかな～と思っていたら、そこからちょっと離れた場所にけっこうありました。
小葉の幅が４ｍｍ以下と狭いのが特徴のひとつ。
いくつか測ってみましたが、いずれも４ｍｍ以下。
また小葉の先が凹まず尖るのも特徴ですが、尖るほどでもなく平らなものや、一部少々凹むようなものまであるようです。また、写真うつりによって、小葉が谷折りになっているためにアングルによって凹んで見えたりもあるかも。
他の特徴として花が通常のヤハズエンドウより小さめというのがあるようですが、個体差を考えると分かりづらい気がします。
でもとりあえず２花測ってみて、どちらも萼筒入れて１．５ｃｍ程度ではありました。
気のせいかもしれないですが、上２つの萼歯の間隔がヤハズエンドウのそれより狭いような。一つ前の長さを測った写真でも狭く見える。
そういう傾向があるのかもしれないし、そうでもないかもしれないし分かりません。
一応、熟してない若い果実があったので、その様子。
花外蜜腺の様子。
葉の裏表の様子。
蒔きひげも特に変わりなく、基本３分岐で５つくらいまである感じ。
といった感じで、ヤハズエンドウの記事でも書きましたが、やっぱり花の大きさとかは測ってもモヤっとしただけでした（苦笑）
「minor」っていう変種名は小さいってことだろうと思いますが、なので「確かに小さい」って感じたいところなんですが。
葉の細さで分かればいいかと思ってしまうので、花をいくつも測る気がなかなかおきません。
以下はよく見かけるけど不明のタイプ。
小葉の先が尖りほっそり見えるので、これまたホソバっていいたくなるような印象。
凹まないとかそういう感じでなく明らかに尖っています。
バランス的に細く見えるのですが、小葉の幅は６ｍｍほどあります。長さは１．８ｍｍ程度ありました。
花は萼筒入れて、２ｃｍほど。
正面からの花の様子。
中途半端なアングルですが後ろからの花の様子。
花外蜜腺の様子。
巻きひげの様子。
小葉の様子以外、これといって別段なにもないんですが、葉の雰囲気がずいぶん違うので気になりました。この手のものは特に珍しいわけでもなく、これより小葉の短いものも含めよく見かけるタイプではありますが。
（追加画像）
いくつあげてもキリがないですが、上部では明らかに細く、下にいくにしたがって幅が出るタイプ。
上部の方では幅が２ｍｍ程度。
でも、下部に向かうにしたがって幅がでてきて、最終的には６ｍｍになっていました。
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