ヤエムグラ Galium spurium var. echinospermon
道端でよく見かけるアカネ科の花。葎(むぐら)というのは藪状に生い茂るつる性の植物を意味するそうです。
花は非常に小さいので焦点を合わすのが大変です。雄しべ4つと雌しべの花柱2つが4裂した淡い緑色をした花冠から出ています。
花径は2mmあるかないか。
茎や葉など全体的に下向きの小さな刺があるのでざらつきます。つる性といっても巻き付くタイプではなくこの刺で他の植物に引っかけるタイプです。実際は自身同士で絡んでることが多いような気もしますが(笑)葉はこの写真のもので7枚輪生。
こちらは8枚輪生。茎は4角で稜が目立っています。
同属に〇〇ムグラという仲間がたくさんありますが、やはりみな花が小さいです。その中では比較的まだ大きい方なのかも。また、「ハナ」と付くハナヤエムグラがありますが別属です。
(追加画像)
(2016年5月上旬)
ふと昔の写真を見たら、一番上に見える花だけのようですが、花冠が5裂のものがありました。
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