サギゴケ(ムラサキサギゴケ) Mazus miquelii
湿り気がある場所で咲くサギゴケ科の花。花期は4~6月くらい。
似た花にはトキワハゼがありますが、トキワハゼはあまり湿り気に関係なく畦からアスファルトの隙間までどこでも見かけ、花期も長く冬場を除いてどこかしらでは見つけられたりします。
Ylistによればムラサキサギゴケはサギゴケの別名となっていたので、それに合わせることにしてタイトルをサギゴケ(ムラサキサギゴケ)としてますが、サギゴケという名前は以前は白花のものを呼ぶ名前だったし、ちょっと違和感あります。白いからこそ「サギ(鷺)」なんだし。
でももともと、学名では紫花が基本で白花がその一品種なのに、和名ではムラサキサギゴケがサギゴケの紫色の品種みたいな付け方になってたりで変だったんですが。
でも白い花も紫の花もまとめてサギゴケなようで?色合いが違うだけで品種として名前がついてることが多いスミレ類とはえらい違いです(笑)わからない理由がいろいろあるのかもしれませんが。
ちなみに、白いサギゴケの写真はページ下部の方にあります。
下唇上には2つの隆起した部分があって毛が生えていて斑模様になっています。
萼や花冠などあちこち腺毛が見えます。(翌日追加した画像)
今回咲いてたものは花の長さだいたい1.5cm。もう少し大きいものもあると思います。(下に追加画像)
匍匐枝が伸びて増えていきます。(トキワハゼにはない特徴)
葉の様子。
2017年3月下旬はこんな感じでした。
そして現在。
花数がまだそろってないものの、正直花を見かけるようになるのは5月くらいかな~と思ってました。
なので先にトキワハゼを撮ってアップしようと思っていたのですが、思いのほか早かったです。
以下、白い花と桃色の花。
昔、フリマで購入した白花のサギゴケです。(昔の写真から)
ついでに、こちらは花色からモモイロサギゴケと呼ばれるサギゴケ。(昔の写真から)
(追加画像)
1週間後くらいですが、花も大きめのものが増えてました。
数も増えている。
5月上旬。張り付くように咲いているイメージが強いサギゴケですが、立ち上がってきたものが多くなりました。
高さは10cm弱。
(8月上旬)
この時期は花は全くなく這いまわった葉がびっしり。
☆関連記事リンク☆