ノジスミレ Viola yedoensis
公園の草地で見かけるスミレの仲間ですが、ここ以外では見かけたことが今のところがありません。ここのものはすぐ傍に植栽のアジサイがあり、その周辺でのみ咲いてるのでアジサイとともに運ばれてきたのかなという気がします。
花弁が波打つものがけっこうあるようですが、写真のものは普通な感じ。ほとんどの花は上弁が反り返っていました。
花柱はカマキリ型(逆三角形)で、側弁は無毛。
写真で、柱頭のすぐ下の花弁(下弁)のあたりに虫食いの穴があいてます。
距はほっそりしている。
花茎は有毛で白い短毛が密生しています。
葉の形はスミレに似ています。この株のなかで長い方の葉で5cmちょっと。
基部は切型~ちょっと心形。翼は目立つほどはない。
葉の両面とも白い毛が生えているのが特徴のも特徴のひとつ。また、葉の裏は紫色を帯びていることが多いようです。
初期に出た葉は短めで披針形のような感じ。
毛の量も、比較的新しく出た長い葉と比べると少な目のようでした。 そのせいなのか葉表の緑色も濃く感じるような。
1,2週間前は葉も少なく花も一つ咲いたくらいだったのに、このところの気温の上昇と降雨のおかげか、だいぶ成長してました。
スミレ(V. mandshurica)と似た感じがありますが、全体に毛があることや、反対に側弁は無毛なことなどいくつかの違いがあります。
☆関連記事リンク☆