スカシタゴボウ Rorippa palustris
畦などで見かけるアブラナ科の花。
小さな花は黄色の4弁花。確認するのにいい写真じゃないですが雄しべは6。
似た花イヌガラシと比べると蕾の状態がまるっこいです。
再び、スカシタゴボウ。
果実は短角果。イヌガラシは先ほどの写真でも写っていますが、長角果なので果実の形で見分けられます。
上部の葉は切れ込みは浅いです。葉の基部が張り出して茎を抱く感じになってます。
これは下部の葉の基部ですが、あまり抱いてないようでした。ただ、奥に写るぼやけたものは抱いてるようです。
下の方の葉は羽状に深裂。花期に根生葉はないのか、見当たりませんでした。
名前の由来ははっきりしてないようですが、葉に深い切れ込みがあるため根生葉がロゼット状に広がっているとき地面が透けて見えることから「スカシ(透かし)」。そして直根の様子をゴボウに喩え、田んぼに生えるということでタゴボウという説があるようです。花と葉で違いはあってもスカシユリなんかもそういう名前であるし、根の様子もアブラナ科で直根は他にもあるでしょうけど、見た人にはたまたまゴボウが浮かんだのかもしれないし(どんな根の様子か実際に掘りあげてみたことはないのでわかりませんが)、名前の由来ってけっこうそんなもんかな~と思います。
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