オオジシバリ Ixeris japonica
道端や畦道など日当たりのいい草地で見かけるキク科の花。春がシーズンですが、秋にも咲いていることがよくあります。
筒状花はなく舌状花のみの花で、どことなくスッキリした印象の花をしています。
総苞外片は小さい。
葉は先端からだんだん細くなり少々浅い切れ込みがある。
似た花を咲かせるジシバリことイワニガナとは葉が見分けのポイント。
(2016年6月)
花数(舌状花の数)が少ないので、綿毛姿も中の痩果が見えてすっきりしています。
(2016年4月)
日差しを浴びて綺麗な花びら(舌状花)。
名前の由来は、地面に這い広がり根を下ろすことかから地縛り、オオとつくのはイワニガナ(ジシバリ)より大きいことから。
(追加画像)
(5月中旬、以下4枚追加)
綿毛姿。
綿毛姿前の総苞。
果実の長さ。ちょっと冠毛で浮いていますが、この見た目で6mmちょっとはあるかと。
果実の嘴部以外の幅のある部分の長さもイワニガナより長いようではあります。といっても微妙な差ですが。
(5月中旬)花が大きいものの、葉が丸いタイプ。
最初、イワニガナの方に載せていたタイプですが、葉質感からオオジシバリと判断してこちらに移動してきました。
花径は3cmほど。
総苞の様子。
葉が丸いものが多い。ただ質感がやや厚みがあります。
少々葉身が葉柄に流れている葉。
痩果は6mmあるかないか。嘴部を除いた部分の長さがイワニガナより少々長いような感じ。
痩果の様子の違いがサイズ感でしか個人的には判断できていませんが、他で見たオオジシバリと思えるものに、似たように丸い葉が混じっていたものがあり、それと葉の質感も似ていたことや、そもそも花の大きさ自体はオオジシバリサイズということもあり、これもオオジシバリと考えることにしました。
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