ミミガタテンナンショウ Arisaema limbatum
林内など日陰に育つサトイモ科の植物。
仏炎苞と呼ばれる苞の中に見える棒状のものは付属体で、外から見えない仏炎苞内部の奥の方に雄しべ或いは雌しべだけの花がびっしりと付くようです。そういえば、覗いてみたことあったかな~。
似た仲間がいくつかありますが、仏炎苞の両サイドの縁が耳たぶ状に大きく張り出すのがミミガタテンナンショウの特徴の一つ。
仏炎苞が出てくると同時か、すこし遅れ気味に葉が展開しはじめているようです。
草丈は30cm程度の小さなものから80cmくらいのものまでいろいろ見かけます。
因みに伸び始めはタケノコっぽい感じで、地面から突き出ている。
2016年5月下旬。
葉は斑入りになっているものをよく見かけます。鳥足状複葉。
2016年6月下旬。
まだ熟してない若い果実がびっしりとなっている。
2016年8月上旬。
果実は熟すと真っ赤になりやや薄暗い林の中でもよく目立ちます。
写真は完全に熟す前といった感じ。果実の数も少ない。
なんとも怪しげなというか、独特な風貌で存在感があります。
(追加画像)
(7月下旬)
だいぶ熟してきていました。果実の付きも先にあげてあるものよりいいです。でも、果実がついていない黒い部分がちょっと怖い(笑)
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