ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) Vicia sativa ssp. nigra
道端などで普通に見られるマメ科の花。別名のカラスノエンドウのほうが一般的には通ってる気がします。
ヤハズエンドウという名の由来は葉の先が凹んでいるところから矢筈(やはず)。
別名のカラスノエンドウの由来は諸説ありますが、果実が熟すと真っ黒になるためだと思います。
萼筒の裂片は筒部の長さより短い。
上から見たとき旗弁の爪部(細いところ)あたりが赤紫を帯びています。
3つに分かれた巻きひげ。(追記: 3つが基本のようですが5つも結構見かけるようです。(時に4つも))
別な場所のヤハズエンドウ。日当たりはいいけど寒風は避けられる場所で、まだ花は多くないけどだいぶ茂ってこんもりしてました。
やたらと丸っこい葉を持つものもありました。
まだまだ吹きさらしの場所では枯れ草が目立ち早春感がありますが、それでもついに風も冷たくなくなってきたし、いろいろ花も増えてきそうです。
似た花というか名前つながりではスズメノエンドウやカスマグサがありますが、いずれも花がずっと小さいです。
以下は昨年の写真から。
白い花を持つタイプ。シロバナヤハズエンドウ・・・と言いたいところですが、上からみたとき爪部のあたりに紅紫がわずかに滲んでいるのと、写真のとおりで茎も赤味があり、密腺も緑色をしてないので、不完全な白花ということになるのかも。(追記: 下に今年見た花の記事リンク追加しました。)
ホソバヤハズエンドウ(Vicia sativa ssp. nigra var. minor)
ヤハズエンドウの変種に当たりますが、全体的にみて一番幅が広そうな葉で3mmでした。葉が細くて葉先が凹まないのが特徴。これまで測った感じでは通常のヤハズエンドウは5mm~10mmくらい。
花なども小さいともいわれますが、花の大きさはヤハズエンドウでも小さいときあるし、大きさはあまり気にしてなくてわかりません。
残念ながら、今年は同じ場所で今のところ見かけないようです。今度見かけたら花も計ってみたいですが、なんだかきっと中途半端な結果にモヤっとしそうです(笑)
(追記: 別の場所でみることができたので別記事にあげました。下にリンク有り。)
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