キュウリグサ Trigonotis peduncularis
道端にごく普通に見られるムラサキ科の花。なんというか小ささもそうですけど、水色と黄色という組み合わせや、花の形などなんとも愛嬌ある花です。
名前の由来は葉を揉むとキュウリの匂いがするからといわれますが、実感したことはありません・・・と書いてみて、そういえばキュウリの匂いってどんなだろう?とそもそもの匂いがわからない気がしてきました。
そういえば、キュウリ嫌いの人はよく匂いがダメといいますし、少々青臭いとかそういうことなのかもしれませんが、青臭い葉っぱって他にいくらでもあります。なのでたぶん、分かる人には分かるキュウリ独自のものがあるのかもしれません。
黄色い副花冠の内側に雄しべが5つと、雌しべの柱頭が見えます。
定規の合わせ方が雑ですが、花径は写真のもので3mm程度。もっと小さめも普通です。
とても小さな花ですが、青色系の花というのは意外と目に付きます。
根生葉は柄が長くロゼットになっている。
上部の葉は柄がほとんどない。
花序は蕾のある先の方がぐるりと巻いている。花が咲き進むにつれて果実をつけながら長くなっていきます。
道路わきの植栽の下で咲くキュウリグサ。
苔むした場所で咲くキュウリグサ。
身近で見かける似た花では、属が違いますがハナイバナやノハラムラサキがあり、雰囲気は似ています。
(追加画像)
花序の様子。
だいぶ果実をつけつつ伸びているものを目にするようになってきました。(4月半ば過ぎの様子)
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