シロダモ Neolitsea sericea
この時期に咲く樹木の花の一つ。小さな花の集まりでそれ自体はあまり派手さはないですが、先日のヤツデと同じように昆虫たちにけっこう人気があるようでした。
雌雄異株で、この写真は雄株の雄花。長い雄しべが目立ちます。分かりづらいですが花被片は4で黄色いものは腺体で同じく4つ、雄しべは6で構成されています。
こちらが雌株の雌花。光のないときに撮ったもので綺麗に撮れてません・・・。
雌しべが1つと仮雄しべが6つの花です。
今度は逆行で眩しすぎる写真ですが、散形花序で、枝にほぼ直接付くように総苞片があります。
長さは十数センチあり3脈がくっきりした葉。
葉の裏が白っぽい特徴があり、風に吹かれ葉がめくれているとよく目立ちます。
また、写真が用意できてないですが、初夏の頃などの若葉は両面とも黄褐色の毛が密生していて、かなり印象的です。(下に追加画像有り)
花期は11月ですが、
果実が熟すのは1年後ということで、果期も同じく11月です。
なので、雌株では同時期に花と果実を見かけることもあります。
常緑小高木でけっこうあちこちに生えてくるし、よく見かける樹木です。
名前の由来は、途中で書いたように葉の裏が白いので「シロ」ですが、「ダモ」というのは諸説あるらしいですがタブノキのことと言われているようです。
(追加画像)
(2017年4月下旬)
出てきたばかりの若い葉。葉っぱですが花よりもずっと目を引きます。
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