コセンダングサ、コシロノセンダングサ、アイノコセンダングサ
コセンダングサ Bidens pilosa var. pilosa
コシロノセンダングサ B. p. var. minor
アイノコセンダングサ B. p. var. intermedia
道端によく見かける花ですが、舌状花がない黄色の花のコセンダングサ。
そして、こちらは白い舌状花を持つコシロノセンダングサ。この写真はだいぶ昔の写真で、以前たまたま見られた場所では護岸工事で消滅して以降、見かけなくなりました。
もともと西日本の方によく見られるようでもあり、このあたりでは生育温度が微妙に合わないのかもしれず、今後も滅多に見かけない花かも。
そして、外側の筒状花の一部が白色でやや大きくなっている、アイノコセンダングサ。
コセンダングサとコシロノセンダングサの中間的な感じで、意外と多いです。
たぶん変種名も中間的なという意味なのかと思いますが、中間といっても幅があるしなんとも曖昧な存在です。
この写真は舌状花になりかけのタイプ。
同じ株内でも花によって違ったり、それぞれ3種の中間型もけっこうあるため、変種に分けない見解もあるそうです。
そういえば、アメリカセンダングサにも舌状花があるタイプがあるものの、名前はないようですし。
普通のコセンダングサにもどりまして、
写真のように、茎の上部では互生しているものがたまにあります。
ただ、ほとんどの場合は対生しているように見えます。よく見るとこんな感じで微妙に ズレていたりもあります。
一般的に葉は中間(ほぼ全体的に)では、小葉5枚の奇数羽状複葉が多いです。
そして、下部では3枚のものをよく見かけます。
全体的に成長具合で3~5枚が普通のようです。
古い写真を探していたら単葉の葉もありました。(コシロノセンダングサのもの)
果実(痩果)は衣服によくくっつくので厄介です(笑)
「コ(小)」とつきますが黄色い舌状花を持つセンダングサと草丈的な差はありません。果実はコセンダングサの方が小さいです。
(追加画像)
フラッシュで光って見づらいですが、冠毛部まで入れてセンダングサは長さ約2.0cm、コセンダングサは1.5cmないくらい。
それぞれ果実の表面に上向きの短毛がみえますが、コセンダングサはその基部が黄色く膨らんでいます。
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