タウコギ Bidens tripartita
稲刈りの済んだ田んぼの縁でひっそりと咲いている、キク科センダングサ属の花。
舌状花がなく大きな総苞片が目立つという点で花だけみるとアメリカセンダングサに似ています。
草丈は30cm程度が多くあまり高いものはみかけませんが、場所がらなんども除草されやすいせいかも。実際はもっと大きくなるようです。
葉は対生します。左右の葉柄の基部が合着しているようです。
上部の葉はこのように切れ込みはないですが、
中間あたりから下ではこのように深く切れ込んだ葉があります。写真では3裂ですが5裂のものもあります。(対生する様子を撮った写真で写っているものは5裂)
葉には表裏ともに毛はほぼ見られず、触った感じも滑らかな質感。
畦道からみると段差の陰になる位置に生えていることも多く見落としやすい花ですが、ある意味かなり過酷な場所で生き抜いてきたせいか、独特の空気感を持っている花です。
名前の由来は、ウコギに似た葉をしていて田に生えるということからのようです。
(追加画像)
(11月上旬)果実になっていました。
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