ノコンギク Aster microcephalus var. ovatus
道端の草地で見かけるキク科の花。「野紺菊」という割に白に近い色をしています。(伸び始めの舌状花の色は濃い)
「野」と付くのは、コンギク(紺菊)に対して野に咲くものという意味で、そのコンギクの方は花色が鮮やかで濃い色をしています(最後の方に画像有)
秋に見かけるキク科の花はいくつか似た感じのものがありますが、その中ではノコンギクは見分けやすい花で、花序の枝分かれが短く花が重なり合うように密になりやすい特徴があります。
もう一つ分かりやすい特徴は、たとえばカントウヨメナやユウガギクと違い、冠毛が長く、舌状花と筒状花の間辺りを見ると毛が飛び出しているのが見えることです。
一つの花(頭花)はそれほど大きくなく一般に2.5cm~3.0cm程度。
(以下2枚追加画像)
総苞片の先が少し開き反り返るようになっている。
葉には比較的低めの鋸歯があります。
葉の表裏ともに短い毛があり、表側は特によくザラつき、逆撫でるとブレーキがかかる感じ。
茎にも短毛があります。この写真は中間くらいの位置ですが、もう少し上部の方が毛は多いと思います。
舌状花がほっそりした花。
こちらが最初にちょっと触れたノコンギクの園芸品種のコンギク('hortensis’)です。(昨年10月後半)
花色以外にはほとんど変わりはないと思います。
(追加画像)
10月下旬。家の傍を通る用水路沿いの花。
花色が濃い目のタイプ。
カントウヨメナやユウガギクと違い綿毛状態になります(12月)
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(2017年9月下旬)
よく咲いているのでこれをサムネにします(笑)
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