ツルドクダミ Fallopia multiflora
このくらいの時期になると急に目立ち始めるつる植物。ドクダミとつきますが、タデ科の植物です。
覆われた下にはクズが生えているのですが、完全に入れ替わっていました。
雌雄同株で、花序には雄花と雌花が混在するようなのですが、雄しべも雌しべもしっかりあるように見え、雄花なのか雌花なのかわかりづらいです。
花被片は5つで、外花被片は一つ前の写真と合わせてみると頭巾?みたいな形で3つあり、それより白い色をした内花被片が2つあるようです。それで思い出しましたが、イタドリの花に似ているようです。(同じソバカズラ属(Fallopia))
初めにちょっと触れましたが、そんなわけでドクダミの仲間ではないのですが、ドクダミに葉が似ているということでこういう名前をしています。
そんなツルドクダミでしたが、今度撮るときは雄花と雌花の違いについて考えて撮ってみようと思います。
因みに、根(塊根)は何首烏(かしゅう)といって生薬になるそうです。
(追加画像)
(2017年9月下旬、以下3枚追加)
左に見える花は雄しべがありますが、右に見える花は雄しべの葯がないようです。
ただ矢印の先には機能しているかどうか不明ですが葯が見えます。
他の葯は落ちてしまったのか、それともこれが雌花ということなのか、いまいちわかりません。
左の花も雌しべがちゃんとしているように見えますし。普通に両性花のように見えます。
さきほどの右側の花を正面から撮りました。色が同化しているせいかさきほどのように葯がみえませんが。
とういことで雄花と雌花についてはいまだによくわかりません。
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(2017年10月上旬、以下4枚追加)
花後の花被に包まれた果実。
因みに今回も雄花、雌花の違いは分かりませんでした。
両性花ということはないんでしょうかねぇ・・・。
花被の中にある果実(痩果)は3稜あり、長さは3mmくらいでした。