ヒメキンミズヒキ Agrimonia nipponica
林の中など日陰に咲くバラ科の花。花弁は細く、花付きは疎ら、雄しべが5~8と少ないのが特徴。(追記:花弁が広いものがありました。下に追加画像。)
定規の当て方が雑ですが写真のもので花径6mm。周辺の小さめの花で4mmでした。
キンミズヒキの半分程度しかない小さな花をしています。
草丈は30cm程度でしたが、中には横たわっていた株もあってそれはもう少し大きそうでした。
上部の葉。茎などはほっそりした印象。
葉は奇数羽状複葉で小葉は見た感じでは3~5枚という感じ、葉がキンミズヒキのように細く尖るような形ではなく、丸みがあるものが多いです。
托葉。大きいもの小さいものありました。下の写真は草刈りの痕があります。
若い果実。刺の先が鉤状になっていて、動物や衣服に引っ付きます。
他の草たちに紛れ見落としてしまいそうな、そのか細さと疎らな花はいかにも日陰に咲く花といった感じですが、そういった花もいいですね・・・ただ、虫よけが切れてしまい、蚊に刺されて大変でした(笑)
(追加画像)
(2017年9月下旬)
花弁の幅が広いもの。
草丈は20cmくらい。環境的にやや日当たりがあります。
花径は7mmくらい。一般的に5mm程度とされているのでちょっと大きめ?
花付きも疎らと思いますが、花が花弁が広い上に大きめなのでそこまで疎らに見えないかも。
通常の花弁が狭いものの萼の様子を撮ってないので、比較しようがないですが、花を後ろから見た様子。
托葉の様子。
やや尖り感もありますが、全体には丸みを感じます。小葉の数も少ない。
一見「アレ?」となったのですが、雄しべが5本と少ないことや小葉が少なく丸みがあるのでヒメキンミズヒキだろうと思います。
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