イラクサ Urtica thunbergiana
林の縁のような日陰に生えている植物。
少々観察には注意が必要な植物で全体にトゲ(刺毛)があるのですが、トゲの基部にアセチルコリンとヒスタミンを含む嚢があるそうで、単純にトゲに触って痛いというだけではなく、より強い痛みが続くようです。
雌雄同株で、上部には雌花花序がつき下の葉腋から雄花花序が出るようです。写真は雌花花序で、白っぽいものは雌花の柱頭だろうと思います。
葉腋から出ているのは雄花花序と思います。もうちょっと寄った写真が撮りたいところですが。
葉は欠刻状の鋸歯があり、基部は心形。
上の写真では写っていなかったので、一つ前の写真をトリミング。葉の表にも刺毛があるようです(裏面もあるようです)。
葉柄の刺毛。
そんなイラクサですが、あまり見かけるものでもないようで、自分が見かけるのも一か所でのちょっとした群生だけです。
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