ボントクタデ Persicaria pubescens
水辺など湿り気があるところで見られるイヌタデ属の花。細いひも状の花序は枝垂れ、小さな花が離れ気味に咲きます。
花被は5裂した綺麗な形で、色はほぼ白でかすかに淡紅色をしています。
花後の花被は鮮やかな紅色になり果実を包みますが、花色とのコントラストがとても綺麗です。
小苞の縁には毛が生える。
葉の表の黒い斑が出るものと出ないものがあります。
葉の裏にはやや明瞭でない腺点があり、両面ともに短い毛が生えているのが見えます。
葉と同じように茎にも毛があり、托葉鞘の縁には長い毛があります。
紅白に見える花序の枝垂れ具合といい、疎らな花の付き具合といい、なんともいい感じで好きな花です。
名前の由来は、葉の辛みを香辛料として利用していたヤナギタデに対し、辛みがないことからボントク(いわゆるボンクラみたいな意味合いらしい)と付いたようです。
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