マルバアカザ Chenopodium acuminatum
海岸の砂浜などに生えるヒユ花の植物。
花といってもこの仲間は花として目立つものではないですが、
拡大すると花がわかります。雄しべは5つあり、花糸の基部は繋がっているようです。
雌しべの柱頭は2つある。
葉はしっかりと厚みがあり、長楕円形~卵型で丸みのある葉をしています。先端はちょっとだけ尖った突起のようになっているようです。
葉の裏は白っぽい粒々のようなものが見えます。
茎の様子。
1枚目の全体像の写真では砂に埋もれている感じでしたが、下部でこうして分岐しています。
花後と思われるものは花序の枝がだいぶ伸びている。
ここからは昨年(2015)10月はじめの写真。
果実を包んでいる花被片が赤く綺麗に色づいています。
花の時期は目立ちませんが、この時期が一番見せ場かも。くねり具合といい、少し残っている緑色と赤のグラデーションも綺麗。
(追加画像)
(2017年9月下旬 )
マルバアカザの特徴として花序の軸に管状毛(円柱状の毛)が密生するというのがありますが、その様子を撮ってみました。
密生しているので「その毛」が実際どういう様子をしているのかまではよくわかりませんでしたが、いくつか様子をあげておきます。
これは完熟してこうなったのかわかりませんが、すでに枯れていた花序。
枯れてもしっかり残っているようです。
おそらくこれらが管状毛なのだろうと思いますが、形状がはっきり見えないのがすっきりしないところです。
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(9月下旬、以下2枚追加)
毛の様子が太いというのは分かる気がします。
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