アキノタムラソウ Salvia japonica
明るい林やその縁で見かける花。花冠に少し長めの毛と腺毛が生えているのが見えます。
変わった名前がなんとも気になるところですが、由来は不明のようです。
上唇に沿う位置にある雄しべの葯が目のように見え、ちいさな生き物のようです(笑)
ナツノタムラソウという花もありますが、そちらは雄蕊が長く花冠から突き出します。
またアキノでもナツノでもない「タムラソウ」というアザミに似たキク科の花があります。
葉は3~7枚の奇数羽状複葉ですが、上の写真のように単葉もあります。
葉の裏に腺点があるようです。
花穂は20cmほど伸び花は輪生状に咲きますが、実際は輪の片側半分だけに花が咲きます。
学名からわかるようにいわゆるサルビアの仲間で、薄紫色の花はとても涼し気でした。
(追加画像)
(9月)
(2017年7月下旬、以下3枚追加)
花軸や萼に腺毛がある。
葉裏には腺点が多数見えます。
昨年とは違う場所のものですが、こちらの方が葉がシャキッとした印象。