Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

アキノタムラソウ Salvia japonica

花の写真1

明るい林やその縁で見かける花。花冠に少し長めの毛と腺毛が生えているのが見えます。

変わった名前がなんとも気になるところですが、由来は不明のようです。

 

花の写真2

上唇に沿う位置にある雄しべの葯が目のように見え、ちいさな生き物のようです(笑)

ナツノタムラソウという花もありますが、そちらは雄蕊が長く花冠から突き出します。

またアキノでもナツノでもない「タムラソウ」というアザミに似たキク科の花があります。

 

葉の写真

葉の写真2

葉は3~7枚の奇数羽状複葉ですが、上の写真のように単葉もあります。

 

葉裏の様子

葉の裏に腺点があるようです。

 

花序、草姿

花穂は20cmほど伸び花は輪生状に咲きますが、実際は輪の片側半分だけに花が咲きます。

学名からわかるようにいわゆるサルビアの仲間で、薄紫色の花はとても涼し気でした。

 

(追加画像)

花の写真2

(9月)

 

花軸や萼の腺毛

(2017年7月下旬、以下3枚追加)

花軸や萼に腺毛がある。

 

葉裏の腺点

葉裏には腺点が多数見えます。

 

葉の様子

昨年とは違う場所のものですが、こちらの方が葉がシャキッとした印象。