ガガイモ Metaplexis japonica
道端の草地などに生えるつる植物で、ふわふわした毛の生えた個性的な花をしています。
古事記にも登場する植物で、大国主(オオクニヌシ)の国造りに協力した少名毘古那(スクナヒコナ)という小さな神様がこのガガイモの果実で作った船で海の彼方からやってきたという記述があるそうです。
茎に対生につき、基部は心形でやや厚みのある葉をしています。
葉表、葉裏ともに無毛。
一つ目の花序は葉腋というより、葉が対生につく茎の中間下側の位置から出ているようでした。
残念ながら果実はこれまで見たことがないので、今シーズンも探してみようと思います。(↓に追加)
-------
(2019年3月下旬、以下6枚)すでに裂けた袋果の様子。
けっこういくつもぶら下がっていました。
「ない、ない」と思っていたのに、探していなかったらこうして見つかりました。
表面はごつごつした見た目ですが、触った質感はごわごわしています。
内側は滑らか。もちろん種子はなくなっていました。
果実の長さは、8cmほど。
せっかくなので、裂ける前の果実の様子っぽくしてみました・・・。「船」っぽく撮ったほうがよかったかな(笑)