Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ガガイモ Metaplexis japonica

花の写真

道端の草地などに生えるつる植物で、ふわふわした毛の生えた個性的な花をしています。

古事記にも登場する植物で、大国主オオクニヌシ)の国造りに協力した少名毘古那(スクナヒコナ)という小さな神様がこのガガイモの果実で作った船で海の彼方からやってきたという記述があるそうです。

 

葉の様子

茎に対生につき、基部は心形でやや厚みのある葉をしています。

 

葉裏の様子

葉表、葉裏ともに無毛。

 

花序の位置

一つ目の花序は葉腋というより、葉が対生につく茎の中間下側の位置から出ているようでした。

 

花の写真2

残念ながら果実はこれまで見たことがないので、今シーズンも探してみようと思います。(↓に追加)

 

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春に残っていた裂けた果実

(2019年3月下旬、以下6枚)すでに裂けた袋果の様子。

 

いくつもぶら下がっている裂けた果実

けっこういくつもぶら下がっていました。

「ない、ない」と思っていたのに、探していなかったらこうして見つかりました。

 

果実の表面

表面はごつごつした見た目ですが、触った質感はごわごわしています。

 

果実の内側

内側は滑らか。もちろん種子はなくなっていました。

 

果実の長さ

果実の長さは、8cmほど。

 

裂ける前っぽい様子にしたもの

せっかくなので、裂ける前の果実の様子っぽくしてみました・・・。「船」っぽく撮ったほうがよかったかな(笑)