シロネ Lycopus lucidus
草丈は1m超えるほどにもなる大型の植物ですが、周辺環境にはもっと大きな植物が多いので、そう目立つ大きさでもなかったりします。
花は小さく花径4mm程度、葉腋に固まって付き目立つ花ではありませんがこうしてよく見ると紅紫色の斑点がなかなかいい感じです。(斑点はないものもあるようです。)
また、雌しべが長く飛び出しています。
気づきませんでしたが、花は写真のような長花柱花と、雌しべの短い短花柱花の2タイプがあるのだそうです。
葉は広い披針形。鮮やかな緑色で、縁には目立つ鋸歯があります。
ほぼ無毛ですが、縁の方には短い毛があるのが見えます。
葉裏には腺点が多数見え、葉脈上に毛があます。
葉柄は短く、葉身が流れてほとんど無いように見える。
ある意味、花より暗紫色の節の色が目立ってました。(節が染まってないものもあるようです。)
茎は4稜あり四角に近い形。無毛とされているようですが、疎らに上向きの毛が見えています。個体差があるのだろうと思います。