ユキノシタ Saxifraga stolonifera
林の中や林の縁の湿り気のある日陰に咲く花。
葉脈に沿って白っぽい斑が入る円い腎形の葉。日当たりがよい場所では赤味が差すものも多いようです。
葉の両面、葉柄には粗い毛が生えています。葉の表に赤味があるタイプは葉の裏も写真のものと違い赤味があると思われます。
ハルユキノシタという似た花がありますが、いくつか違いがありますが、大きな違いは走出枝が出て子株を作ることです。
花の様子なのですが、上3枚の花弁に紅い斑点が入り基部付近が黄色の斑点というのが特徴ですが、写真のように紅い斑点を塗りつぶしたように黄色の斑点が強く出ていることもあります。
同じ株を数週間後に見ると紅い斑点が増えていました。
斑点の色でハルユキノシタと区別する場合、単に色だけでなく配置を見た方が良さそうです。(ハルユキノシタは花弁の先の方には斑点がない。)
庭などにもよく植えられていたりしますが、円い葉と花姿がとてもユニークで楽しい花です。