ハマヒルガオ Calystegia soldanella
(2017年5月上旬)
海岸の砂浜や付近の道端で見られるヒルガオ科の花。花径は5cm程度。(いくつか記事内の画像をより綺麗なものに入れ替えました。2017.5)
(2017年5月上旬)
地下茎から花を咲かせますが、まるで砂が花を咲かせたかのよう。
2枚の苞があり中に萼片が見えます。
(2017年5月上旬)
先の方の茎。砂浜を這っています。
砂浜などに限らず、海岸が近いところでは道路沿いなどにも多く見られます。
地下茎でよく増えるので、思わぬところからも生えてきます。
過酷な海岸の砂地、砂利浜、時に岸壁などにも生えるくらいなのでアスファルト縁やコンクリなどへっちゃらというか、むしろ合っているくらいなのかも。
若い果実の様子。
果実は蒴果。
中には黒い種子が入っています。中には空洞があり水に浮くそうで、海流によって種子が運ばれるようになっているようです。
因みに大きさが違いますが、それぞれ別々の果実内にあった種子です。
初夏の海岸を彩る花のひとつです。可愛らしいだけでなく海浜性の植物は独特の仕組みを持つものが多く面白いと思います。
(追加画像)
(2017年5月上旬)花径は約5cmほど。
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(2017年6月上旬)果実がたくさんでした。
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