オオマツヨイグサ Oenothera glazioviana
海岸付近の草地などに見かける花。草丈は1m以上にもなります。花も大きく、同じように高くなるメマツヨイグサと比べると直径で倍くらいある花を咲かせます。
メマツヨイグサとは花期が重なる部分もありますが、咲きだしはオオマツヨイグサの方がひと月ほど早く、6月に入った頃から見られるようになります。
花後は少し赤味が差す程度で、白っぽくなっていくのはメマツヨイグサと同じタイプです。
茎には毛が生えていますが、その基部は赤く隆起しています。
海岸だけでなくあらゆる場所に対応するメマツヨイグサと比べると、生育環境が限られるているのかオオマツヨイグサは海岸方面の草地などでしか見かけないようで、数もあまり多くないようです。
(追加画像)
(2018年6月下旬、15枚追加)
茎が途中で折れそうに曲がってしまっているせいか、草丈はあまり高くないもの。
花弁は4枚で先端は窪みハート型。雄しべは6本、雌しべの柱頭は4岐。
花弁の長さは3.7cmくらい。
日中の様子なので花は完全に開いていませんが、開花状態ならだいたい花径8cmくらいになるでしょうか。
長い花柄のように見える部分は萼筒。
萼筒部の長さは4cmくらい。子房は1cmほど。腺毛が密生しています。
萼裂片の様子。
蕾の様子。
あまり状態のいい葉がないですが、葉の様子。
根生葉がありました。
葉裏の様子。
茎に生えるやや長い毛の基部は赤く隆起している。それとは別に短毛も多い。
花序内の茎の方が赤い基部の毛が多めでした。
果実が裂開し中の種子が見えているもの。
右にある果実の方が長そうですが、裂開していた果実で長さは2.5cmくらいでした。
☆関連記事リンク☆