Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

キク科

セイヨウノコギリソウ Achillea millefolium

道端の草地で見かけるキク科の花。 横から見た様子。 頭状花序が散房状につくので頭状散房花序。あまりそんな表現見かけませんが。 一応目安で定規を当ててますが、花序全体の上からみた大きさは個体差がかなりあります。 頭花(頭状花序)は舌状花(雌しべ…

ヒメジョオン Erigeron annuus

道端で見かけるキク科の花。 花色(舌状花)は白色でやや青紫色を帯びるものもあります。 蕾の様子。 頭花は筒状花が中心まで咲き進んでいるもので2.0~2.5の間といった感じ。 これまで気にしていませんでしたが、今回見た様子では舌状花がやや下に反…

ヘラバヒメジョオン Erigeron strigosus

道端に見かけるキク科の花。ヒメジョオンに花(頭花)はそっくりです。 こちらはヒメジョオン。 花序の枝につく小葉がヒメジョオンの方が大きく、目立つようでした。 ヘラバヒメジョオンに戻ります。 筒状花が中心まで咲き進んできているもので、頭花の径は…

オオキンケイギク Coreopsis lanceolata

道路の縁石沿いなどに見かけるキク科の花。特定外来生物だのいわれて検索してもそればかり出てきます。 外来種が生態系を壊す・・・と書かれていますが、ほんとうにそうでしょうか? この花が生えている場所もアスファルトですが、とうの昔に人間によって自…

ホソバノチチコグサモドキ(タチチチコグサ) Gamochaeta calvicep

道端に見かけるチチコグサと付く植物の一つ。 この記事を書くまで「タチチチコグサ」と覚えていましたが、Ylistではタチチチコグサは別名でホソバノチチコグサモドキとなっていたのでタイトルはそうしました。 チチコグサが立たないわけでもないのにタチチチ…

ウスベニチチコグサ Gamochaeta purpurea

土手などの草地にみかけるチチコグサと付くものの一つ。 頭花が固まってつき、ひとつの頭花は多数の雌花とその中心の両性花で出来ています。 総苞片の先はかなり尖っています。総苞の色は紅色を帯びています。ただ、咲き進んでくるとそうでもなくなっている…

アイノゲシ Sonchus oleaceo-asper (?)

アイノゲシはノゲシとオニノゲシの交雑種ともいわれるものですが、その定義がノゲシとオニノゲシの中間的な姿ということで、それがひとつの型しかないならいいですが、タイプがいくつもあるのかもしれないし、中間的なものはすべてアイノゲシとするものなの…

オニノゲシ Sonchus asper

オニノゲシは、ケオニノゲシ(f. glandulosus)とケナシオニノゲシ(f. asper)に分けられるようなので、一応前半後半で分けて載せています。 まずはケオニノゲシの方です。 花柄や上部の茎に腺毛があるのがケオニノゲシだそうです。小花柄には腺毛はありま…

ノゲシ(ハルノノゲシ) Sonchus oleraceus

道端によく見かけるキク科の花。 草姿は下部の方で複数枝分かれし株立ち状に広がる姿をしている。 (この株にはキツネアザミが紛れています。) 花だけ咲いていて綿毛状態のものがなかったり、逆に綿毛状態のものばかりで咲いてる花がなかったりということが…

フランスギク Leucanthemum vulgare

道路沿いの土手などで見られるキク科の花。 頭花は直径6cmほど。 総苞は皿状に開いています。 葉はへら状で疎らな鋸歯があります。 葉の基部は、茎を抱いています。 少し下の方の大きめの葉で長さ5cmほどでした。 下部の方についている葉には柄があり…

ハマニガナ Ixeris repens

海岸の砂浜に咲くキク科の花。 ニガナと付きますが、最近の分類ではニガナはIxeridium、ハマニガナはイワニガナやオオジシバリと同じIxerisとなっているようです。 1枚目の写真でもわかりますが、地下茎がありそこから出ているために、砂浜から花だけ突然咲…

チチコグサモドキ Gamochaeta pensylvanica

道端の草地などどこでもよく見かけるチチコグサと付く仲間の一つ。 葉腋に複数の頭花が固まってつき、全体に綿毛が多いです。 まだ上部ではかなり密集していますがだんだん伸び、頭花のかたまり同士の間隔は間延びしていきます。 (2016年6月上旬) 昨…

キツネアザミ Hemisteptia lyrata

道端の草地などでみかけるキク科の花。直立した茎は枝分かれして多数の頭花をつけます。 頭花は筒状花で出来ています。 どうなっているんだろうとじっくり見ても、ふさふさとしていて分かりづらいですが、 一部分に注目してみると、ちょっと紫色が濃く細長い…

コウゾリナ Picris hieracioides ssp. japonica

道端で見かけるキク科の花のひとつ。草丈は高く1m程度あるものもあります。なんだかこのくらいの高さの草花が咲くって、季節も夏になってきたな~と思ったら、今日は立夏でした。 総苞片に刺のような剛毛があります。 茎につく葉。葉柄がないようです。 一…

ハイニガナ Ixeridium dentatum ssp. dentatum f. stoloniferum

水路沿いの草地に見かけたキク科の花。ハイニガナは走出枝が出るなどの特徴があるニガナの品種。 一枚目の写真のうち2つは舌状花が6つで、そういう花が全体的には多いと感じましたが、この写真のように7つもそこそこ見かけました。 最大8までありました…

ハナニガナ Ixeridium dentatum ssp. nipponicum var. albiflorum f. amplifolium

道端で見かけたキク科の花。シロバナニガナの花の黄色い品種という位置づけのようです。 ややこしいですが、シロバナニガナはニガナの白花のことではなく、ニガナの白花はシロニガナと呼ばれます。ただ、学名はシロニガナもニガナもIxeridium dentatum ssp. …

アカミタンポポ Taraxacum laevigatum

道端や公園などで見かけるタンポポ類のひとつ。写真はうちの芝桜の間に生えていたもの。セイヨウタンポポと比べると、全体に小型で華奢な印象のたんぽぽ。 セイヨウタンポポと同じように総苞外片が反り返ります。 花後の様子。 環境もあるかと思いますが、よ…

ウラジロチチコグサ Gamochaeta coarctata

いろんな場所で普通に見かけるキク科の花。 属はそれぞれ違いますが、チチコグサにせよハハコグサにせよ、初期はこうして寝そべった姿をよく見かけます。でも、これってこの状態からいつの間に立った姿になっているんだろう? (2016年6月上旬) この頃…

チチコグサ Euchiton japonicus

土手や公園などの芝生に生えているのをよく見かけるキク科の花。黄色の花をしたハハコグサ(母子草)に対して地味なのでチチコグサ(父子草)というのが由来。 まだ時期的に早いので寝そべった姿をしています。見た目もハハコグサよりずっと小さく、印象はひ…

ニガナ Ixeridium dentatum ssp. dentatum

道端の草地などに見られるキク科の花。今回の撮った場所はナチュラル感がある場所ですが、道路沿いの土手などにも見かけます。 一般に舌状花が5つだけのすっきりした頭花。(7つくらいまであるようです。) 花の大きさはだいたい2cm程度でした。 総苞片…

セイタカハハコグサ Pseudognaphalium luteoalbum

空き地や道端に見かけるハハコグサの仲間。名前のように草丈が高くなりますが、今回見たものはハハコグサと変わらないような姿。これからどうなるか分かりませんが、環境的にもそこまで大きくはなれなそうな気はします。 (2016年5月下旬) 昨年の写真…

イワニガナ(ジシバリ) Ixeris stolonifera

明るい林内で見かけるキク科の花。別名がジシバリですが、似た花には花が大きく葉の形がへら状をしたオオジシバリがあります。 頭花は2cm程度。オオジシバリは普通に3cmくらいあるので見た目の印象でも差があります。 総苞の様子。総苞外片は小さい。 …

ブタナ Hypochaeris radicata

土手の草地などでよく見かけるキク科の花。花だけみるとちょっとたんぽぽに似ていますが、丈は普通に4,50cmはあり、ずっと高いです。 場所によってはけっこう咲き出しているところもありますが、この場所ではまだ咲き始めたばかりで花は少ないです。 …

シロバナタンポポ Taraxacum albidum

道端で見かけるたんぽぽの一つで、中心あたりの舌状花は黄色を淡く帯びてますが、全体に白っぽい花(頭花)をしています。 総苞内片、外片には目立つ角状突起があります。 花後の様子。総苞外片と内片の長さのバランスが花が咲いているときとはちょっと違う…

ハハコグサ Pseudognaphalium affine

道端の草地など普通にみられる花で春の七草の一つ、御形(おぎょう)。 花の黄色と茎葉の緑はともに淡く優しい色合い。 まだ花はなく、こんな状態のものもけっこうあります。 黄色い花の部分は頭花が集まりで、その頭花は中心の両性花と周囲の小さい(細い)…

オニタビラコ Youngia japonica

道端などでよく見かけるキク科オニタビラコ属の花。畦道やその辺の草地、舗装された道路沿いや民家周辺など特に場所を選ばず普通に見られます。 草姿は直立しています。この写真のものは草丈20cmくらい。 こちらは40cmくらいだったかと思います。 1…

ハルジオン Erigeron philadelphicus

道端で普通に見かける花ですが、今年は寒さが長引いていたせいなのかよくわかりませんが、あまり見かけてません。 とても細くて繊細な感じの舌状花をしています。 蕾が垂れた様子は、草姿全体で見たときハルジオンらしい特徴的なシルエットになると思います…

ヤブタビラコ Lapsanastrum humile

以前あげた春の七草のひとつコオニタビラコと仲間で、ある程度湿り気が保たれるなら、日陰でも日当たりのいいところでも見かけます。 葉はロゼット状に広がり、花を咲かせる茎もこうして放射状に出て寝そべっています。(環境によっては斜上もします。) (…

オオジシバリ Ixeris japonica

道端や畦道など日当たりのいい草地で見かけるキク科の花。春がシーズンですが、秋にも咲いていることがよくあります。 筒状花はなく舌状花のみの花で、どことなくスッキリした印象の花をしています。 総苞外片は小さい。 葉は先端からだんだん細くなり少々浅…

日本タンポポ

日本タンポポと呼ばれるものには、エゾタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタポポなどたくさんあり、セイヨウタンポポやアカミタンポポとの区別は総苞外片が反り返ってないものが日本タンポポなので分かりやすいですが、日本タンポポ同…