Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ヤマグワ Morus australis

花の写真(雄花花序)

けっこうあちらこちらで目にするクワ科の落葉高木の花。

雌雄異株ですが、同株のものもあります。

 

見上げた写真

低木サイズをよく見かけますが、写真のものは5mはありそうな大きなもの。

 

雄花の様子1

雄花は雄しべ4つで、紅紫色を帯びた花被片に花糸がくるまれているような感じ。

 

雄花の様子2

花被片や花序の軸に縮れたような毛が生えているようです。

 

雄花花序の長さ1

雄花花序は短めだったもので1.5cmくらいでしたが、

 

雄花花序の長さ2

長めだったものでは3cmくらいありました。

 

雌花花序

いっぽう雌花の様子。

 

雌花の様子1

同属のマグワと比べると花柱が長いという特徴があります。

花被片らしきが一見見当たりませんが、子房を包んでいるようです。

 

雌花の様子2

柱頭は2岐している。

 

雌花花序の長さ

雌花花序は写真のもので長さ1cmくらいでした。

 

雌雄同株の株

こちらの写真は雌雄同株のもの。

写真でもわかるように枝の先の方には雌花花序、枝の基部よりになると雄花花序が出ている。

 

葉の様子1

切れ込みのない葉。

 

葉の様子2

5つに切れ込みのある葉。

 

葉の様子3

不規則な葉。

いずれも花期に見られる若葉ですが、葉の切れ込み具合は様々。

 

葉裏の様子1

葉裏の様子2

葉脈に開出する毛が見えます。

 

株元の様子

株元の様子。株立ちになっているもの。

 

樹皮の様子

縦に不規則に割れている。

 

やや上部の樹皮

少し上部の幹の様子。

 

果実期の様子

(2017年5月下旬)

果実期は6月くらい。

 

熟す前の果実

(2016年5月下旬)

初めは赤色。花柱が長く残っています。

 

熟した果実

(2016年6月上旬)

熟すと黒くなります。果実は食べられますが、この頃に食べると甘いです。