ツタ Parthenocissus tricuspidata
いろんなところで見かけるブドウ科のつる植物。
ストレートな名前ですが、別名フユヅタとも呼ばれる常緑のキヅタ(ウコギ科)に対して、こちらは落葉性なのでナツヅタとも呼ばれます。
この写真のものはたくさん果実を付けていますが、あちこちで見かける割りに花や果実をつけたものは少ない気がします。
花期は6~7月らしいのですが、花の様子を確認したことがありません。この株はかなりいい感じに実をたくさんつけているし、来シーズンも花を咲かすのではないかと思うので、ぜひ見てみたいと思います。
果実(液果)は黒っぽく熟しますが表面は粉を吹いています。
まだ写真のものは黒さが足りないので、完熟一歩手前かと思いますがブドウ科ということでブドウ感ある果実をしています。
果実の径は7mmくらい。
浅く3裂した大きな葉。
この写真で向かって右がツタで、左がキヅタです。
ツタの葉は若いものなどではこの写真のように全裂し3小葉の場合もあります。
こちらの写真では向かって左がツタ、右はツタウルシです。
3小葉する葉はツタウルシ(ウルシ科)の幼葉に似ていることがあります。
この写真のものはいまひとつ似ていませんが、ツタウルシの幼葉もツタのような感じで鋸歯があります。(ツタウルシの幼葉の様子はツタウルシの記事にあります。)
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