カシワバハグマ Pertya robusta
林内でみかけたキク科の植物。
まだ頭花が咲きそろっていない状態ですが、そのうち綺麗に咲きそろったら画像追加することにしてあげてしまいます。
草丈は50~60cm程度でした。
それなりに大きい姿なので不思議ですが、よく見ていた場所なのに初めて存在に気づきました。すぐ傍にもう1株ありましたが、それはあまり育つ前に枯れてしまったようです。周辺見渡しても、他に株は見当たらず。
筒状花の裂片がくるりと巻いて可愛らしい。コウヤボウキ属なのでよく見られるコウヤボウキと花は似ています。
筒状花や蕾の周囲に冠毛が見えているようです。
総苞は長さ約2.5cmほど。
頭花は茎頂にいくつか集まってついているのと、葉腋に一つずつ付けているものがありました。
花柄はほぼないようです。また上部の葉は葉柄もほとんどないようです。
茎の中程につく葉は葉柄があり、写真のもので長さ13cm、幅は8~9cmくらい。
縁には粗い鋸歯があります。
この葉の様子をカシワの葉に見立てたのがカシワとつく由来。後半のハグマというのは漢字で書くと「白熊」となりますが、もちろんシロクマのことではなく、仏具の払子などにつける白い毛でヤクの尾の毛のことだそうです。
ハグマとつく植物は色々ありますが、身近で見られるものではまだ載せていませんがキッコウハグマがあります。
葉表の様子。
葉裏の様子。葉脈上に僅かに毛がありますが、ほぼ無毛。
(追加画像)
(10月上旬、以下3枚追加)
光が足らず綺麗に撮れていませんが、花はよく咲いていました。
葯筒の色がちょっと淡くて渋めではありますが、草姿も含め綺麗な花だと思います。
頭花の径は2cmくらいでした。
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