コシオガマ Phtheirospermum japonicum
道端の草地に咲くハマウツボ科の半寄生植物。
草丈は大きなもので50cmくらいはあったかと思います。
花は唇形花。花色も綺麗ですが大きさも十分見映えします。
花の長さは萼まで入れいてだいたい2.3cmでした。
上唇は先が浅く2裂し反っています。下唇は3裂で、斑点があってやや白っぽくなった隆起部分が2列あり毛が生えています。
雄しべは4で、花糸からそれは確認できますが、雌しべの方はというと、よく見ると手前にクイっと曲がって透明な感じに写っているものがありますが、それが雌しべの柱頭かと思います。
茎には腺毛が密生し、さわるとかなりべたべたします。
葉は対生し羽状に裂けています。
葉裏の様子。茎以外にも腺毛がありますが、他の部分では特にべた付かないようでした。
もちろん掘り返したりはしないし、そもそも何に寄生しているのかとそこまで確認する根性もありませんが(笑)、周辺に生えているのはクズ、ヤブツルアズキ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、アキノエノコログサ、ツユクサといったところでした。