アリタソウ Dysphania ambrosioides
川岸に見かけたヒユ科の植物。
花序がだらりとしていますが、暑さのせいかと思います。花序には葉とあまり変わらない感じの苞葉が多数あるのが見えます。
両性花の様子(写真中央の花)。花被片、雄しべともに5つで、中央に雌しべが見えます。花被片に腺毛か腺点があるように見えます。
花序には雌花と両性花が混ざって付くようですが、雌花の方はいまいち確認できてません。両性花の基部に付く一回り小さいものが柱頭を出しているように見えるような見えないようなですが(苦笑)、そのうち気が向いたらよく写るようにチャレンジしてみようと思います。
葉は写真のもので8cmくらい。縁に不揃いな鋸歯があります。
葉裏の様子。黄色っぽい腺点があり、ごく短い毛もあるようです。
裏側ほど目立ちませんが、葉表にも所々に黄色っぽい腺点があるようです。
茎や葉柄などにはやや長い毛が見られます。毛の基部付近は紫色を帯びているものが多いようです。ちょっと透明感が綺麗かも(笑)
毛の量に関しては個体差があり区別しないのが一般的ですが、多いものをケアリタソウとしていることもあるようです。
長い毛以外に見えるごく短い毛の様子はよく写っていませんが腺毛かな。全草に独特の匂いがあり、特に触れたりせずとも周囲に漂います。
草丈は写真のものは1m前後ありました。もう少し小さいもの(30~70cm程度)もよくあります。
名前の由来は、佐賀県有田町で駆虫薬用に栽培されていたことが由来だそうです。
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