Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

トウコマツナギ(キダチコマツナギ) Indigofera bungeana

花の写真1

道路沿いの土手などに見かけるマメ科の低木。

 

全体像1

別名がキダチコマツナギというように、似た花のコマツナギと違い明らかに「木」という姿になります。

 

全体像2

中心に写るものはかなり高く、2m以上はあるかなといった感じでした。

 

若い個体1

辺りを見回してみると縁石沿いに生えてきたまだあまり育っていない若い個体があったのですが、このような若い株でも花が咲いていました。

こうした小さいサイズでも花を咲かすようで、こうなってくるとコマツナギとの見分けは少々厄介かも。

 

若い個体2

株元からは多数の茎が出ていて、斜上や直立するものだけでなく地を這うように伸びている茎もありました。

丈は50cm前後で、コマツナギと見た目に差がありません。

 

若い個体3

そういった若い株がけっこう生えていました。

こちらは中心の一番高くなった茎(幹)で1mくらい。

丈の高くなったものほど地を這う茎がない気はしましたが、どう成長していくのかはわかりません。

 

萼の様子1

先日のコマツナギの記事を書いたときは「なんで昨年の比較記事では、わざわざ萼の様子の違いという面倒なチェックをしたのやら。」と思ったのですが、やっぱり萼の様子が見分けのポイントになりそうです。

写真のように、トウコマツナギの萼歯はコマツナギのものに比べて短く、萼歯を指に喩えるなら指の間に水かきがついたような?グローブのような?そんな感じをしています。

 

萼の様子2

下側の萼歯が花に沿うような・・・とも昨年は思いましたが、あらためて今年みてみるとその点はあまり関係なかったかもしれません。

 

花軸の様子

確認不足ですが、もしかすると花軸の毛の様子も違うかなという気もします。

 

花色が薄いもの

花色が濃いもの

花色は濃いもの薄いものあります。

昨年の比較の記事でも書いたかと思いますが、トウコマツナギは花柄ごと落ちやすく、花序の花が終わった部分には果実が全くついてなかったりで長い花軸だけがあるというのがけっこう多いと感じます。

 

花軸に果実があまりない

こんな感じで若い果実があってもちょっとしか付いてないかまったくない。

コマツナギはけっこう果実が多く付いているものが多いように思います。

(追記: コマツナギの方にも果実がないものや少ないものがあったので、それほど違いはないかもしれません。高い位置に花があるトウコマツナギは風の影響を受けやすいとか、たまたま受粉がうまくいってないとか、そういうことなのかも。)

 

花序の長さ

花序の長さは咲き具合にもよるし意味がない気がしますが、写真のもので6cmちょっと。

 

幹の様子

いかにも「木」になったものの幹。

こうして一本立ちのものもあれば、数本株立ち状になっているものもあります。

 

樹皮、幹の様子

昨年の比較記事でも載せましたが、幹径は4~5cmあります。

 

花、正面からの長さ

花の縦の長さは6mm程度。コマツナギの記事を見るとほぼ同じようです。

 

花、横からみた長さ

横からみた長さは5mmくらい。

 

葉の様子

側小葉は4~6対でこれもコマツナギと同じ。

 

葉の長さ1

「木立」になっていたものの葉。長さ6.5cmくらい。

 

葉の長さ2

縁石縁に生えていた若い株の葉の方が長いものが多い感じで、こちらは10cmほど。

 

頂小葉の長さ

全ての小葉に言えることでもないかもしれませんが、トウコマツナギの方がコマツナギより小葉が少し大きい(長い)ものが多く見られる気がしました。

 

葉表1

葉表2

葉裏1

葉裏2

小葉には両面とも伏した白い毛が生えています。

 

葉軸

葉軸の様子。

 

花の写真2

ということで、コマツナギとは同一種と見る見解もあるとかないとかいうややこしい植物ですが、若い株だとかなり見分けが難しいこともあるようです。

その場合、萼の様子(萼歯)がポイントになってくると思いますが、そのような情報は特に検索しても出てこないし、もしかしたらさらに個体数を見ていったら結果が違ってくる可能性もあるので、あくまで個人的な観察の結果なんですが。

 

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