ヒメヤブラン Liriope minor
林の中などで見られるキジカクシ科の植物。
花径は1cm程度。花被片は外花被片3内花被片3の計6枚。
上向きに沿った雌しべが1本あり、6本雄しべは下の方に纏まっていますが、一本だけ上の方にあるものもけっこうあったような。
短い花柄があり、苞があります。一か所から複数(3個くらいまで?)花が咲くようです。
花序の高さは写真のもので8.5cmほど。
葉の方が高くなるのですが、葉がたくさん茂るわけじゃないので花がよく見えます。
あまり密でなく株間はけっこう空いています。匍匐枝で増えるらしいですが、匍匐枝の様子を見たことはなく、画像検索しても出てこないので一度どんな様子なのか見てみたいところです。
葉の幅は3mmあるかないか。
(2016年6月中旬)
小型なわりには花はそれなりの大きさがあるし、葉もすっきりしていて可愛らしい印象の花です。
(追加画像)
(7月上旬)
別場所ですがあらためて匍匐枝があるのか複数の株の周辺を探してみましたが、やはり見当たりませんでした。花後に出るとかそういうことなんでしょうか。
(7月下旬、以下2枚追加)
日当たりが微妙な場所でのヒメヤブラン。葉がかなり長い。
この仲間は花後すぐに薄い果皮(子房壁)が破れ種子がむき出しになるといいますが、もうそれと認識できるときにはすでに種子がむき出しのようです。
(8月下旬、以下4枚追加)
種子の様子。
相変わらず、匍匐枝らしきは見えないようです。
地下の匍匐枝か匍匐茎が端折られて、匍匐枝とか匐枝で増えると説明されているということなのかも。わかりませんが。
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