スナビキソウ Heliotropium japonicum
海岸に咲くムラサキ科の花。
スナビキソウは昨年7月に一度記事にしていたので、そこに新たな写真を入れ替えたり追加しようと思ったのですが、ほぼ丸ごとになってしまったので記事ごとあげ直すことにしました。
名前の由来は砂浜に地下茎を伸ばし増えることから付いた名のようです。
なのでその名の通り、砂浜に咲いているものもありますが、
砂利浜にもけっこう生えています。
花冠は5裂で中心が黄色~緑色をしています。
雄しべや雌しべは奥の方にあるため、ほぼ見えません。
花径は1cmちょっと。
(2016年7月上旬)蕾の様子。
萼は先ほどの蕾の写真と合わせて見るとわかりますが、細く5裂しています。
花序は集散花序。上向きの毛が多く生えています。
葉はやや厚みがあり、見た目の印象より硬い質感をしています。
葉の幅は広いものから狭いものまでいろいろ。
葉表の様子。
葉裏の様子。
両面とも毛が多いですが、裏面には腺点らしきも見えます。(表面にもあるようなないような)
茎には上向きの毛が生え、葉の付き方は互生ですが、上部にいくにつれ対生のように見えたりします。
これまで7月以降、花が増えていくと勘違いしていましたが、6月くらいがおそらくピークだったようです。
(2016年7月上旬)