Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

よくわからないミヤコグサ(or セイヨウミヤコグサ)

花の写真

ミヤコグサなのかセイヨウミヤコグサなのかわからないもの。

記事には2か所(最近工事された土手と畦)で撮ったものを載せていますが、まずは最近工事された海岸付近の土手に生えていたものです。

 

全体像

花数的にはほぼ2個ずつ。少々3個のものもあった程度。

 

萼の様子1

萼には毛が見えます。

 

萼の様子2

萼の様子3

以前までは上2つの萼歯の開き具合もポイントと思っていましたが、どうも一概に言えないようなのでそれぞれの記事にもそのことは書きました。

それは置いときまして、

萼歯の長さと萼筒の長さのバランスは萼歯の方が短いか同じくらいには見えます。でもそうでもないようなものもありますし、写真であらためて見直しする場合、ちょっとしたアングルの差でも変わってくるのでややこしいです。もっとちゃんと観察しないとならないのかもと思います。

ただ、基本的には短めといえるものだとは思いますが。

 

葉裏や茎1

葉裏や茎2

茎や葉の裏に毛が確認できます。

 

葉表

葉表は写りが甘いのでよくわかりませんが、少々生えているかも程度でほぼ無毛かと。

 

果実の長さ

一応果実の長さ。3.0~3.5cmの間くらい。

という感じなのですが、

ここまでの海岸付近の最近工事された土手のものについてまとめてみると、花の数からはミヤコグサ。萼や葉や茎に毛があるという点ではセイヨウミヤコグサ

セイヨウミヤコグサは花数が多いという印象がありますが、別に常に6,7個あるということでもないし、ほとんどが2~3個という場合もあってもいいような気もするので、萼や葉や茎に毛があるということや、萼歯の長さなどからもセイヨウミヤコグサということになるのですが・・・。

なんとなくこれまで見ていたミヤコグサとセイヨウミヤコグサからすると全体の雰囲気はミヤコグサっぽいので、なんだかすっきりしません。

萼の毛がミヤコグサにもある場合があるそうですが、それなら茎や葉にも毛があることがあってもおかしくない気もするし。

 

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萼の様子1

ここからは畦に生えていたもの。

 

やはり萼に毛があるのが確認できます。

萼歯は先が閉じていること以外、萼筒と歯の長さのバランスは萼歯の方が短いように見えさきほどのものとほぼ同じ感じ。

 

萼の様子3

こちらも同じような感じ。

 

全体像

全体像の印象も花数も前半のものと同じ感じ。

 

葉裏1

葉裏2

葉裏に毛が確認できます。

 

茎1

茎2

茎にも毛が確認できます。

 

果実の長さ

一応果実の長さ。さっきのとほぼ同じ3.0~3.5cm。

 

花の写真 上アングル

といった感じの畦で見かけたものでした。

さっき載せたものと萼歯の閉じ具合が違うだけという感じで、それは一概に言えないとするなら、花数が2個程度で、萼や茎や葉に毛があるというものなので、ほぼ同じタイプといえると思います。

 

これまでに記事に上げたミヤコグサは無毛で例年4月下旬には見かけます。現在は草刈りされてみることが出来ないので、そのまま生えていたら今時期でも花が咲いていたのかはちょっとわかりません。(別の場所でですが、6月下旬の花も見ることができ、果実と種子も確認できました。)

セイヨウミヤコグサの方も7個の花を咲かせていたものをあらためて見に行ってみましたが、すでに花がなかったようで、どこに生えていたか見失ってしまいました。(もともと株が少ないので。)

いろいろ情報を見て回ると、ミヤコグサにも萼に毛があるものがあり、反対にセイヨウミヤコグサでは萼に毛がないものもあるとかで、結局は茎や葉に毛があるかどうかと、萼筒と萼歯のバランスの点がポイントになるようです。

そうなると、これらはセイヨウミヤコグサということになりますが。

たしかに最近工事された場所や畦なので、そういうものが生えているのも不思議でないし、実際そうなのかもしれませんが、たとえば、毛の有無という違いは、萼の毛の有無に個体差があるのであれば、葉や茎にも毛があったりなかったりの個体差があってもおかしくない気がするし、花数もミヤコグサは1~3(4ともいわれる)、セイヨウミヤコグサは1~7ということで、4個以下の場合、どちらともいえなくなります。

今回見たものは1株という話ではなく、それぞれの場所(範囲)で複数の株がありながら、どれを見ても花数が4以上のものはありませんでした。もしセイヨウミヤコグサとするならば、一つくらい花数が多いものが見られても良かったと思うのですが。

他に違いといっても果実の長さなどはほとんど範囲が重複していて判断材料にならなそうです。となると、これらは本当に区別できるものなんだろうかという気がしてきます。これだけ似ているなら交雑種だってあってもおかしくないような気もしますし・・・。

で、例によってThe plant listを見てみると、ミヤコグサ(Lotus japonicus)はセイヨウミヤコグサ(Lotus corniculatus)のシノニムに入っていました。(YlistでのミヤコグサはLotus corniculatus var. japonicus)

ミヤコグサゲノム解析が完了しているらしいですが、セイヨウミヤコグサはどうなのかわかりませんが、そちらも完了したらなにかまた情報が出てくるのかも?なんてオオバコとセイヨウオオバコなんかのこともあるしと思ったり。

ともかく、完全に無毛で4月下旬に(6月下旬の花もミヤコグサの記事に追加しました。)海岸方面の草地で咲いていた花が2個前後のものをミヤコグサ、もっと後から咲き始めたと思われ6月になって載せた花が7個以上あり全体に毛があったものをセイヨウミヤコグサとしてそれぞれの記事はあげていますが、正直かなり頭の中では混乱してます。 

 

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