ヨウシュヤマゴボウ Phytolacca americana
道端などに見かける大きな植物。
大きいものでは草丈が2mを超えるものも。
花序は総状花序。横に伸びたり垂れ気味だったり色々あります。
花被片5枚で整った花形をしているのでよく見ると可愛らしい花。
雄しべは10ですが、写真のものは11。雌しべの子房は心皮が10で柱頭も10個。
後ろから見た花の様子。
花被片は花柄に沿って長くなっているような?どういう構造なんだろう。
花柄の基部に線形の苞らしきがあり、柄の途中にも1,2枚くらい同じようなものが付いています。
また、花軸や花柄などにごく小さな突起のようなものも見えます。
葉は互生。茎は太く赤味を帯び無毛。
葉もかなり大きくなり、写真のもので長さ30cm、幅15cmほどでした。
葉表は無毛ですが、葉脈付近に微毛があるようなないような。
葉裏の葉脈沿いにも花柄などにあったような突起のようなものが見えます。
花後で膨らんだ子房。
(2015年10月上旬)
果実(液果)は秋に黒っぽく熟し、ぶどうのような感じになります。
(2015年10月上旬)
種子が露わになった様子。
(追加画像)
(8月上旬、以下2枚追加)
熟してきた果実。
残った10個の花柱が印象的。
(8月下旬)
なんだか立派だったので撮りました(笑)