Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

アレチギシギシ Rumex conglomeratus

全体像

道端に見かけるタデ科の花。

 

花序の様子

花は間隔を置いて段々に付き、かなり疎らに見えます。

 

両性花1

同株内に両性花と雌性花があり、写真ではちょっと奥になっていますがクリーム色の葯が見えているものが両性花の雄しべ。

タイミングもあると思いますが、他の仲間と同じで葯が落ちやすく、花糸だけになっているものがけっこうあります。

 

両性花2

黄色っぽいのは葯が開いているもの。

 

両性花 葯が落ちたもの

葯が落ちているものでは、内花被片の合間にある雌しべの柱頭が見やすい。

 

雌性花

中央に写るのが雌性花。両性花より少し小さめで、細かく裂けた柱頭が内花被片の間から出ています。

 

中間の葉

中間の葉。

 

葉の基部の様子

葉の基部は切型のように見えて、僅かに心形。

 

葉裏の様子

葉裏は葉脈など無毛。

 

下の方に付く葉

下の方の葉。縁が小さく波打つ以外に全体にも少し波打っている。

 

果実期の様子

花後の果実期の内花被片は縦長で全縁。瘤体は赤味を帯びます。

 

果実期の内花被片1

この写真では2面分の瘤体しか見えませんが、内花被片3枚とも瘤体は発達しています。

 

果実期の内花被片2

一つ前の写真の裏側から見た3つ目の瘤体の様子。瘤体の色は赤くなっていませんでした。外側に面している方が赤くなりやすいのかな。

 

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