ヤマボウシ Cornus kousa ssp. kousa
林などに見かけるミズキ科の落葉高木。公園樹や庭木としても植えられています。
もっとびっしりと花をつけたものも見られますが、写真のものは花数が少々寂しい感じ。
一つ前で「花」と書きましたが、同属のハナミズキ(アメリカヤマボウシ)と同じように白い部分は総苞片で、本来の花はその中心に集まって咲いています。
緑色をした花弁は4枚で、雄しべも4。
葉が垂れ下がるようについていて、葉の縁は細かく波打っています。
中心に見えるのは花柄で、前年枝から出ています。
葉は、短い前年枝の先から出た新たな短い枝の先に対生してついているようです。
葉柄や葉の裏に茶褐色の伏した毛が疎らに生えていました。
葉裏の脈腋には固まって毛がたくさん生えています。
樹皮の様子。滑らかな感じですが、細かい皮目が多い。
(2015年7月上旬)果実の様子。
果実は集合果。甘味があり食べられます。
(2018年4月下旬)
まだ総苞片の径で3cmくらいしかない。
(2018年5月中旬)
昨年とは見違えるほどたくさん咲いていました。