Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

キキョウソウ Triodanis perfoliata

花の写真 雌性期

道端の草地や縁石沿いなどで見かけるキキョウ科の花。

 

花の写真 雄性期

花は雄性先熟。この写真では雄性期で雄しべが花粉を出し、雌しべは柱頭がまだ開いてません。

因みに、一枚目の写真の花は雌性期。雄しべはよれよれか落ちてしまっていて、雌しべの柱頭が開いています。

 

花径

花径は1.5cmほど。

 

全体像

花はやや上の方で複数咲きます。似た花にヒナキキョウソウがありますが、そちらは基本的に茎の一番上に花を一輪咲かせます。

 

花を後ろから見た様子

子房下位で、萼の下に見えるのは花柄ではなく子房。花柄はほぼ無いようです。

花冠に毛が生えているようです。

 

蕾の様子

花の上で順番待ちの蕾の様子。

こうして段々になっているので別名にはダンダンギキョウという呼び名もあるようです。

 

葉の様子1

葉の様子2

葉は互生し縁に鋸歯があり、葉柄はなく基部が茎を抱いています。

 

裂開し種子を出す果実の様子

(2016年5月下旬)

果実は蒴果で、中ほどが開き種子が出てきます。

写真ではちょうど種子が出ていますが、葉が受け皿のようになっているため、すぐ散布されず一旦溜まっています。それも計算の内なのかわかりませんが。風に揺られることでお皿から少しずつ種子をこぼしていくようになってるのかなぁ。

 

花の写真1

(2016年5月下旬)

草丈は15cmくらいのものもあれば、環境によっては7,80cmあるものも見かけます。

似た花にはヒナキキョウソウ(T. biflora)があります。花の付き方や葉の様子、果実の穴が開く位置などに違いがあります。

 

(追加画像)

全体像 70cmくらいあるもの

草丈70cmくらいあるキキョウソウ

 

花の写真2

花も見た目に大きいです。

 

花径

花径は測ってみると2.0cmちょっとありました。

 

葉と果実

その葉と果実の様子。

 

☆関連記事リンク☆