ヒナキキョウソウ Triodanis biflora
とある駐車場の縁でのみ見かけるキキョウ科の花。
似た花のキキョウソウ(T. perfoliata)と違い、茎の先端にだけ花が咲きます。
どうもこれまで花冠の裂片が一部くっついた感じの花だったり、なかなかいい感じに開いた花に出会えてません。今回の花は綺麗に5裂していましたが、暑さのせいかだいぶ「でろ~ん」としている花でした。
そんな花の状態ですが、約1cmほど。ちゃんと開けばもうちょっとあるかと思います。
葉はキキョウソウより細め。
(2016年5月中旬)
果実(蒴果)は上部が空き種子を出します。キキョウソウは中間あたりが開きます。
身近ではこのわずかな一角でしか今のところ見かけることがない花です。
主に関東以西でよく見られるようで、ギリギリ環境が合わないのかもしれません。何年か前から見ていますが、特に増えもせず減りもせずといった感じです。
似た花にはキキョウソウがありますが、他にヒナギキョウ(Wahlenbergia marginata)やヒメギキョウ(Campanula drabifolia)といった名前が似たものがあり、ややこしいです。
「ヒメ」だったか「ヒナ」だったか、「キキョウ」なのか「ギキョウ」なのかと、たまに頭が混乱します(笑)
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