ムシトリナデシコ Silene armeria
道端に見られるナデシコ科の花。
花弁には鱗片が2つずつ付き、副花冠のようになっています。この仲間(Silene)の特徴のようです。
花径は1.5cm程度。
萼の長さも1.5cmくらい。
茎の上部の方には粘液を出す部分があり、べた付きます。
これがムシトリ(虫取り)の由来。
一般的には下から登ってくる虫など、受粉に役立たない虫への足止めと考えられているようです。
実際、小さな虫らしきが付いているものがありましたが、それはそれでかわいそうなので画像はやめました。
そんなこんなしていると、やたらと大きい虫がやってきました。ちょっと調べた感じではニッポンヒゲナガハナバチかな?
茎葉の様子。
けっこうあちこちで見かけるようなイメージもありますが、他の植物もたくさん生える草地などにはあまり見かけず、どちらかというと栽培品の逸出で民家周辺のこうした場所でよく見かける花です。